オリジナル焼印製作
焼印について
以前には製作していなかった加工方法や素材のバリエーションを増やしました。
基本仕様では材料は真鍮ですが、より耐久性のある鋳鉄製、食品に使用しても安心のステンレス製の焼印も製作しています。
焼印各種
真鍮製焼印(左)、鋳鉄製焼印(右)
ステンレス製焼印
焼印の加工
弊社の焼印は基本仕様では深さ2~4㎜で、材料は角材から文字を切り出します。
押印する対象が木材の場合なら上記仕様で、ほとんど問題ございません。
押印する対象が柔らかいパンなどの場合は、押し付けた際に焼印のデザインの周りの余白部分が対象に着いてしまう場合があります。
そこで、押印対象によって文字の深さ(外周)を8mmにすることも可能にいたしました。
それでも周りが着いてしまう場合には、デザインに沿って材料をカットすることもいたします。
またデザインによって、囲まれた箇所については押印時に熱が籠ってしまい、その部分が黒く潰れてしまう場合がございます。
そこで籠る熱を逃がすために細穴加工を施すことも可能にいたしました。
これによって熱の籠りが軽減され、鮮明な焼印が可能になります。
(デザインが細かすぎたり、接続用のネジと干渉するために加工できない場合がございます。)
深さ2㎜(左)、深さ8mm(右)
材料外周のカット
熱のニガシ穴加工
押印方法の違い
焼印は、直火式・電熱式からお選びいただけます。
直火式焼印
直火式焼印とは、コンロやガスバーナーなどの炎で印面を直接熱して押印する方法です。
加熱時間は、焼印の大きさにより違いはありますが、約2分から5分程度です。
最初の加熱は少し時間がかかりますが、作業途中の再加熱にはそれほど時間がかかりません。
電熱式焼印
電熱式焼印とは、半田ごての熱を利用して押印する方法です。
コテを温めるまでに10分程度時間がかかります。焼印の加熱時間は大きさにより変わってきます。
温度コントローラーを使用することで温度調節が可能になります。
家庭用コンセントが利用でき、バーナーやコンロなどの火を扱えない場所でも簡単に利用ができ、初心者の方にもオススメの押印方法です。
電熱式焼印の構造
電熱式焼印は写真のような部品で構成されており、それぞれの部品が故障や破損しても交換が可能な仕様になっています。
直火式・ガスバーナー式にも置換可能になっており、状況に応じて対応が可能です。
押印方法の一番の違いは、熱することができる温度。
直火式は、電熱式よりも高温で加熱できるため、木製品に濃い焼き目を入れたい時におすすめです。
複数の製品に同じ焼き目を入れたい場合には、安定して加熱ができる電熱式がおすすめです。
焼印は、機材を変えれば同じ焼印をセットして使用できるので、
設備や環境、頻度によって使い分けることもできます。
焼印の押し方
1
標準仕様ではこのような柄が付いています。2
コンロやバーナーなどで直火で加熱します。3
焼印を対象物に押し付けます。4
出来上がりです。
焼き色加減は加熱時間、押印時間でお好みになるよう調節します。
(少し慣れるまで練習が必要です)
押印作業に便利なオプション品
option1
電熱仕様にすると、毎度の加熱の手間が省け、たくさん焼印を押したい場合に便利です。option2
電圧を調節するコントローラーを合わせて使用すれば、焼き色を均一化するのに役に立ちます。option3
電熱式焼印を専用スタンドに固定して、レバーを押し下げることで押印できます。同じ所に多数個の焼印を押したい場合に便利です。option4
焼印を使っていると焦げたカスなどが付着し、細部にそれが詰まってきてしまいます。熱いうちに真鍮ブラシで除去します。option5
押印作業中に焼印をそのまま床や机上に置くと、焦げてしまいますし、焼印の接続部の破損の原因になります。作業性アップと安全性の確保の為にこちらの使用が有効です。option6
電熱式焼印で下に向かって押印する時に熱が手元に上がってきます。ワット数が大きな電熱ゴテではかなり熱くなります。こちらの革手袋では肘の少し手前まで保護することが出来ます。
焼印の使用例
木工細工、竹細工などの民芸品や、枡(ます)、絵馬、御守、木工家具、レザークラフト、コースター、筆や竹刀、野球のグローブなどアイデア次第でいろんな物に焼印が押せます。
焼印を押すことによって付加価値が加えられ、より魅力あるものになることでしょう。
また食品ではパンや饅頭などによく押されています。
他にもちくわや蒲鉾などの練り物、おせんべいなどお店の商品にロゴや季節物の絵柄など入れることで他商品との差別化ができ、商品のイメージアップを図ることができます。
通常の焼印、オーダーメイドの焼印、大型の焼印(サイズ200×110)など、 デザイン、サイズ、焼印高さ、柄の仕様(標準柄or電熱仕様)をお好みに合わせて製作いたします。
今までに多くの焼印を製作してきました。
その一部をご紹介いたします。
※大型サイズ:200×110
大型の焼印は通常の押印機では対応できない為、特別仕様にした押印機です。
熱量不足や熱の範囲を補う為、電熱ゴテを2本使用しました。
このような特別仕様や、現在ご使用の焼印機への対応などのご相談も承っております。
表面が平面でない3D形状の焼印も製作可能です。
オリジナル焼印のご注文方法
1.入稿 | 入稿方法ご入稿の際には、お見積り依頼フォームをご利用いただくか、
データ入稿先
ご入稿受付データ形式 ●AI・EPS・PDFアウトラインデータ(CS5以下) 白黒2色のみではっきり色分けされたデータでご入稿下さい。(灰色はNG) データ化ができないお客様へデザインが手書きのものしかない場合や、データ化できない場合はFAXや郵送でご入稿下さい。 |
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2.見積もり | お見積もり・納期をご連絡いたします。業務の繁忙によってお見積もりの算出まで数日掛かる場合がございます。 ご注文・お断りの旨をお知らせ下さい。ご注文を頂ける場合はご注文内容・ご住所・お電話番号・配送先の宛名・お支払い方法をお知らせ下さい。 【ご利用いただけるお支払い方法】 【お振込み先】 ※オリジナル焼印の場合、お支払い方法は銀行振込または代金引換のどちらかとなります。 |
3.受注・製作 | 受注後、製作に取り掛かります。銀行振込みの場合は入金確認後、代金引換の場合は直ちに製作に取り掛かります。 |
4.納品 | 完成しましたら梱包し、お送りします。 |